SelectBBの雑多なブログ

こんな記事を書いています ①少し口の悪いめんどくさい考え(主に音楽関係) ②自分が投稿した曲の解説、音作り云々 ③なんか色々 遠慮のあまりなく突拍子も無い話になると思いますが、個人的な考えを整理しておくための記事ですので話半分程度の気持ちでどうぞ。

DTMのこと② コンプ

ということで

改めてコンプのことを書こうかと

とは言っても自分はそんなに詳しくないのでざっと書きますねー


と言っても、現実コンプのことをしっかりわかってる人はどれくらいいるのか...そのへんがあやしいのでここらで一回書いときますね


まずは概要から


最近見た表現で一番しっくりきたのは

一歩お下がりください

って表現です


単純に、音量がある一定のラインを超えたら、その超えた分を圧縮しますよってことですね


ツマミの用語に合わせて言うと

その上の表現の

一定のライン

スレッショルドで設定できます。スレッショルドの値って0dbから下になってるでしょ?

0db越えるとピークなので、リミッター的発想ですかね

レシオで、その超えた部分をどれだけ圧縮するかを設定します

これは例えば2なら、超えた部分を2分の1に圧縮

4なら4分の1に圧縮しますよ

ってことですね


ここで大事な要素として、

常に一定の音量で鳴ってるモノはともかく、だいたいは音量が下がったり上がったりするモノばっかりですよね。

その音量のバラツキを整えて、音量差を近くすると、音圧が高くなったように感じます

要はマキシマイザー的な発想ですね


そのところで、ゲインってツマミがあると思います

つまり、潰されないところ、一定のラインを超えない部分の音量をどれだけ上げるかってとこですね。


あとはアタックとリリースがあります。

アタックは、一定のラインを超えた時に、圧縮するまでにかかる時間です。

これを最速にすると、音量がスレッショルド値を超えた瞬間に圧縮されますし、遅ければ超えてから遅れてかかり始めます。


リリースは、圧縮されてから、どの時間で原音に戻すかってやつですね

これが早ければ、すぐに原音に戻りますし、もちろん遅ければ広い範囲にかかることになります。


とまあ基本的にはこんなところです。

サイドチェインとかいうEDMに使うテクニックもあるんすけど、これはバスコンプ的な発想なんで後で。

軽く触れておくと、バスコンプとは、いろんな楽器をまとめて一つの部屋に入れて、総合的な音量に対してコンプレッサーがかかります


さあここまで書いて、じゃあどうやってかけたらいいねん!ってとこですよね。わかります

正直なとこ、コンプの設定のプリセットの数を見れば分かると思うんですけど、

コレ!ってかけかたはないと思います。

まあそれでも自分が一番なるほどなと思ったかけかたをご紹介します。


飛澤正人さんのmix実践みたいな動画がyoutubeにあるので、それのどこかで聞いたことを書きますね


まずはガッツリかける。

レシオをメチャあげる。20とか30とか次にスレッショルドを、かかりそうなとこまでおろします。

アタックを最速にします

すると、音が多分聞こえなくなるくらいにちっちゃくなると思います。

当たり前です、マックスでかかっているので。

ここから調整して行きます。

まずは出音を残すために、アタックを段々遅くして行きます。

すると出音の部分だけがコンプに掛からず、浮き上がってくるような音になってきます

良いところでアタックを止めながら、レシオもスレッショルドも調整します。

どんな楽器でもレシオはだいたい1〜4に収まるんじゃないかなぁと思ったり。例外はありますけど

このレシオとスレッショルドをいじる段階でコンプのキツさが決定しますので

ここはサウンドに合わせて。

その後音圧感をゲインで調整します

これをあげすぎると常に圧縮されてる感じになるので注意。

最後にリリースを調整します。

リリースですが、感覚でいいと思いますが、あくまで基本ですが、

アタックが早ければリリースは遅め

アタックが遅ければリリースは早め

って原則があります。

よくよく考えれば当たり前なんすけどね。

そうじゃないとかけたいところにかからずに

変なところにかかりますもんね、

と、まあこんな感じでした。


じゃあどんな時にコンプかけるねん?ってとこもあるかもしれません。

そこはいろいろ過ぎて一概には言えないと思いますけど、

一歩お下がりください

っていうのは、

最初に触れた、音量差を埋めるっていう意味と

整理するって意味もあると思います。

要は音作りの際にも使いますし、ミックスの時にも使うと。

これだけEQみたいにどこでも使いそうなエフェクトのことを知らないワケにはいかないっすよね。


ということでした。