SelectBBの雑多なブログ

こんな記事を書いています ①少し口の悪いめんどくさい考え(主に音楽関係) ②自分が投稿した曲の解説、音作り云々 ③なんか色々 遠慮のあまりなく突拍子も無い話になると思いますが、個人的な考えを整理しておくための記事ですので話半分程度の気持ちでどうぞ。

他人の作品を手放しで褒める無責任さ

ということで今までとは少し違う方向の不安ごとについて


きっかけは

人の音楽を褒めることが多い環境から

もちろん人の作品を批判することについて、は以前にこのブログに書いたんですが

今回はその逆の

よかったです!最高でした!とかそっちの発言について


既にツイッターで人の作品に触れるようになってから作者本人に好意の感想を述べてきた、その自分の精神構造についてまず整理します

つまり今までの自分の姿勢ですね


人の作品に対して、好意的な発言をするのは大別すると以下のパターンがほとんどです

①一曲を通して自分の好きな音使いが多用してあり、クオリティも高い→また同じ曲をリピートして聞きたいと思う

②現在の曲は惜しいという印象だが、随所にセンスを感じられ、その部分が好きなので(すごいなと思うので)今後の作品を楽しみにしている、という意味の期待

③自分の理解出来ないようなフレーズであったり、曲調であり、自身の思考外で展開していく曲→故意か無意識か、クオリティの高低は別としてチャレンジ精神が好き


ほぼ以上の3つに大別されます。今までの流れからすれば。

えらい広いなと、なんかなんでも好きって言って媚びてるんちゃうん?

みたいに思われる方もいるかもですが、媚びる気持ちは無いです。媚びるつもりも無いです。

もちろんお金がかかっているような環境であれば、こんなに好意的な広いストライクゾーンになることは無いですが、ニコニコ動画のボカロ曲は原則同人音楽であり全てが無償でバリアフリーな環境だからです。

だからこそ、特に批判し合うようなこともなく、己が己の決めたペースで上達していって、己が決めたペースで投稿していくんだろうと思います。この点の”批判することなく”のところについての思いは以前書いた記事の通りです。


まあそんな思いとスタンスで人の曲と触れ合ってきたのですが、

ここにきて考えが変わってきたかもしれないです

タイトルにあるように、褒めることは無責任なんじゃないかってことですよね


第一に、曲を褒める人が素人、というか音楽を作ってたり歌を歌わないような人の場合であれば、別になんでもいいと思います。

なんでもいいっていうのは要は無責任でもいいんじゃない?っていう意味です

単純に責任の取りようもないですし、この場合作曲者→聴き手のやりとりが一方通行だからです


では、同じように曲を作ったりする人が他の人の曲を手放しで、無責任に褒める場合ですが。

半分バカにしたようなことになりませんかね。

「あーはいはいこういう曲ね」ぐらいの気持ちなら普通、良いって感じないと思うんですよね

自分の曲は隅々まで聞いてほしい!とか図々しく思うのに、人の曲は手放しでうわべをサッと掬ったような聞き方するのはあり得ないと思います。不誠実極まりないんじゃないかと


まあこっちの側面は今まで気にしながらやってたので、ある程度納得いくような向き合い方が出来てたんですけど、もう一つの要素として


曲の聴き手と作り手がそれぞれ同一人物で、それぞれ立場だけが入れ替わるパターンがあるってことですよね。つまりAがBの曲を聞いた後にBがAの曲を聞くっていう双方向のパターンですね


基本的に、オリジナル曲を作ってる人は、思考が一般的にめんどくさい人だと思ってます。

よく言えば感受性が豊か

悪くいえば、ネガテイブすぎたりポジティブすぎたり、性格が歪んでたり

そんな人が、同じく音楽を作ってる人から感想をいわれて素直に言葉通りの意味で受け取るかね。ってところです


具体的には

AがBの曲を褒めた時にBは、例えばAの作る曲をBが知っていたら

Bは

「あんなヒドい曲作るやつに褒められてもなぁ...ホンマにオレの曲理解しとんるか?笑」

だったり

「明らかにオレより良い曲作るし、技術もオレより上なクセに、よかったです!とか馬鹿にしとるんか...」

とか、素直には言葉を受け取れない場合があります

もちろん、Bが卑屈すぎなだけやろ!って反論があったりするのも承知ですが、そんなことないと思います

自分に自信がないからです。精神的な意味もありますが、決定的に、自分の作品で実績がない又は支持がない人はだいたいそんなもんやと思います。

たまに強がってる人もいますが、自分の作品に実績がなかったり支持がなかったら大体の人は自分の作品に対して自信をなくしていきます。

そして自分には才能がないだとか、ダメなものしか作れないだとかいって創作をやめてしまいます。

それだけ自分の時間をかけて作った作品を公衆の面前へ晒すっていうのはナーバスになるもんやと思います


つらつらと好き勝手書きましたが、

本論に戻って、現状の自分の感覚について書きたいと思います


人の作品に対して、いいですね!とか好きです!とか言って来ましたけど、自分自身、「コレや!」みたいな曲は作れておらず、支持も実績もない状態です。

そんなヤツが人の作品に対して

いいですね〜笑

とか

たまらないです笑

とか言うのって、なんか上から目線で、説得力なくて、無責任じゃないですか?

と、過去の積み重ねも手助けして自己嫌悪に陥ってる現状です


歌に関しても同様です

人の歌を褒めたところで、

人の声を褒めたところで、

根拠がないんです。(思ってもないことを言ってたってことではないです)

説得力がないんです。

無責任なんです。

私は。


特にネットで文字面だけで人とやりとりをしてるとね。相手がどう思ってるかが見えないですし、文字だけじゃ何の音もしないですし。

やっぱり不安になります


好きなモノや好きな作り手好きな歌い手さんには

しっかり好きを伝えることが誠実で大事やなーとか思ってた自分が馬鹿らしいっす


現時点での答えは、ないですが

無責任でなんと思われても自分の気持ちは伝えたい

とは思ってます

いつ折れてもおかしくないですけど。